| 僕はホモを気にしない |
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僕はホモを気にしない。 ホモの映画館で働いていたこともあるし、友達がホモだったこともある。 飲み屋で知り合った面白い奴のところへ遊びに行って夜中尻を触られたこともある。 死ぬかと思ったが死にはしない。 経験して思ったことは、オソワレルということはこの上なく恐ろしいということだ。 殴ればいいなんてことは通用しない。 お化けが殴れるか？お岩さんを殴れば倒せると思うか？ 殴るよりお願いして何とか助けてもらった方がいい。 僕は彼の趣味を理解して、話し合いで解決した。 一度“九十九里浜へいっしょに行かないか？”と獲物を狙う目で別のホモに誘われた 時は話し合いが決裂し、 慌てて逃げ帰った。 このように僕はホモを気にしないし、軽蔑もしない。 ただ映画館で痴漢されてる女の子を助けたらそれが高校生のオカマ君で、泣きながら 触られて喜んでる彼と その横で言い訳しているホモ親父の言い分は、いまだに理解できない。 余談だが、以前働いていたホモ映画館がアゲラレタそうだ。 僕は気にしなくても世間は気にするらしい。
北原恵 1999.2.21 |